hk物語13

 いよいよ当日になった。半日仕事を行い、午後から手術だ。

私の体にメスを入れるのは人生で初めてだ。

過去に誤って指を刃物で切った時に、3針縫った以来である。

ましてやチン◯の敏感な部分の手術となると

さすがにビビってくる。

クリニックは複合ビルの上階にあるので、いかにも包茎クリニックに入ります。

と言う気遣いはない。

受付は綺麗な女性が座っている。

あ、ここは女性も来る美容外科なのだ。包茎専門クリニックではないのだね

と改めて感じさせた。

小部屋で待たされるとカウンセリングルームに通される。

　担当カウンセラー　◯◯です。宜しくお願いします。

と一通りの注意事項を説明される。

予習バッチリなので、全て理解していた事だ。

このあと先生が来て状態確認させてもらうので、先生が来たら

ここでズボンとパンツを膝まで下ろしてくださいね。

と言い、一旦外へ出て行ったのである。

落ち着いているつもりだったが

Apple Watchの心拍数が130になっていた。